カタール到着
離陸から約14時間後、カタールの首都・ドーハの「ハマド国際空港」に到着。
現地時間では朝の4時頃なので、お客さんはほとんどいません。
従業員さんの方が多いくらいです。
さて飲み物でも飲むか、と思いましたがカタールの通貨なんて持っていません。
どうせすぐ出発するので、水で我慢します。
(体育館にあるような、ボタンを押したら水が上に吹き出るタイプのやつです)
ところでハマド空港には、「Quiet Room」(静寂の部屋)なる部屋があります。
斜めに傾いた簡易ベッドのようなものが、50~60個くらい並んで置いてある部屋です。
誰でも無料で横になれます。
乗り換え便まで4時間くらいあるので、ここで仮眠をとります。
遅れる乗換便。乗客大移動
搭乗時間になったのでゲートに向かいます。
しかし、搭乗時間を40分ほど過ぎても、一向に手続きが始まりません。
係員さんに質問してみると、
「機材のトラブルで遅れている。どのくらい遅れるかはわからない」
という答え。
情報を待っていると、
「搭乗ゲートが変更になりました」
とのアナウンス。
新しいゲートに歩いて向かいます。
広い空港なので20分ほど歩いて、ようやくたどり着きました。
新しい搭乗口で待つこと30分、再度アナウンスが。
「搭乗ゲート、やっぱり最初のところのままです」
との事。
文句言っても始まらないので、一行がぞろぞろと元の搭乗口に戻ります。
贅沢な時間の使い方です。
フライブルクの滞在先にも、到着時間が2時間ほど遅れる旨を連絡しておきます。
蹴ってくるおばちゃん
やっと機内へ入ります。
フランクフルトまで、約5時間の旅です。
この機内でも、機内食が一回出ました。
もう食って寝てばっかりです。
ところで隣にイスラム風のおばちゃんが座っていたのですが、離陸後すぐに隣の空席を利用して、横になって眠り始めました。
「シートベルトは?」
と保安上の問題を心配しましたが、考えるだけ無駄なので、考える事をやめました。
足でガンガン私の腕を蹴ってきたり、180度姿勢を変えたかと思ったら、今度は頭突きをしてきたりと、なかなかの強者でした。
さすがに暇をもて余したので、ティム・バートンの映画「ビートルジュース」を見ます。
「BahnCard25」を買う
現地時間16時頃の到着だったため、日本時間では23時。
成田空港を飛び立ったのが前日の22時だったため、約25時間掛かった計算になります。
札幌を出発した時刻で考えると、さらにプラス10時間の35時間。
結構な長旅でした。
入国審査では、滞在期間と滞在地を訊かれました。
目的は「観光」です。
空港から滞在先のホストに連絡を入れ、最寄り駅への到着予定時刻を伝えます。
フライブルクまでの電車の切符を買おうと思いましたが、ドイツ語の券売機は難解です。
窓口の方に助けを求めます。
「BahnCard25」という、運賃が25%割引になるカードと、切符を一緒に購入。
ついでに、鉄道保険への加入希望も訊かれたので、断るのも悪いと思い承諾。日本人的発想が止まりません。
- 退会の連絡をしないと自動的に更新されてしまう
- 保険も別途連絡が必要
- 連絡はメールでも可能
など、もろもろの説明を受けているうちに、電車の出発時刻が刻一刻と近づいてきます。
説明を早めに切り上げてもらい、ホームまで走ってなんとか電車の出発に間に合いました。
2等車の座席はほぼ埋まってしまっていました。
食堂車でオレンジジュースをいただきます。
食堂車は空いていたのでゆったり座れました。
フライブルクに到着
19時ですが、まだまだ明るいです。
実際、この時期(5月中旬)は夜9時になっても夕暮れ時です。
路面電車に乗り換え後、ホストのおうちに向かいます。
途中で道を訊いたら、ここじゃないよ、と言われ不安に陥ります。
公衆電話からホストに連絡し、最寄の路面電車の駅まで迎えに来てもらいました。