今日は「Schwarzwald」(シュバルツバルト=黒い森)に行ってみます。
シュバルツバルトと一口に言っても範囲が非常に広く、フライブルクも言ってみればシュバルツバルトの一部です。
「寒いと思うぞ。」
朝起きてホストの旦那さんに、
『シュバルツバルトに行ってきます。』
と言うと、
「いいじゃないか、でも寒いと思うぞ。」
との事。
そうか、と思いウィンドブレーカーを持っていく事にします。
ヴォーバン見納め
明日にはフライブルクからハイデルベルクに移動予定で、ヴォーバン地区も見納めが近いので、朝の散歩をしながら写真を撮りまくります。
Bahn Cardを忘れる
その後、フライブルク中央駅で切符を購入します。
フランクフルトに着いてすぐの頃は、一人で券売機で切符を買える気なんて全くしませんでした。
今はなんとなく購入ができるようになりました。
「慣れ」です。
しかし、「Bahn Card」という割引会員証を持ってくるのを忘れていました。
やはり、調子に乗っていると落とし穴があるものです。
「Reisezentrum」(旅行者センター)の窓口で、返金してもらいます。
宿に「Bahn Card」を取りに戻ります。
今日はフライブルクの町中でも恐ろしく寒いです。
シュバルツバルトがフライブルクより寒いのであれば、もっと厚着をする必要がありそうです。
宿に着いて、長袖シャツとジャージと マフラーを持っていきます。
持てる最高の装備(厚着)でシュバルツバルトに臨みます。
さて中央駅に戻り、窓口で「Bahn Card」を使って割引切符を購入しようとしましたが、
「Titiseeまでの区間ではBahn Cardは使えませんよ。」
と言われてしまいました。
なんという事でしょう。
窓口の方の話がよく聴き取れなかったので詳細は不明ですが、長距離列車でないと使えないのかもしれません。
諦めて、普通に往復切符を購入します。
親切なことに、帰りの列車の時刻も調べて印刷してくれました。
ドイツでは旅人へのサービス精神が旺盛な気がします。さすがキリスト教国。
本当は、「Schluch See」という「Titisee」の先の場所まで行こうと考えていたのですが、昨日のストの影響で電車が無いそうです。
昨日は雨のせいでほぼ宿に引きこもっていたため、電車のストには全く気づきませんでした。
「Titisee」に向かう
電車に乗って、「Titisee」を目指します。片道約40分弱の旅です。
平日のためか電車も空いています。乗客は高齢者がほとんどです。
電車からの見晴らしも素晴らしく、来た甲斐がありました。
自分が写り込んでますが・・・。
眼下の道路を車で走っても気持ち良さそうです。
ハイデルベルクではぜひレンタカーを借りたいものです。
「Titisee」はフライブルクと10度は違う
駅に降りると、かなり寒いです。
風も吹いているからか、体感温度は10度以下かもしれません。
着込んできて正解でした。
普通に観光地
レストラン、土産物屋、衣料品店、食料品店など、各種商店が軒を連ねています。
自転車レンタル屋さんまであります。
さすがに寒いので、自転車に乗る気はしませんが、暖かい日のサイクリングは気分が良いでしょう。
自転車のレンタル料金は3時間12ユーロでした。まあ、高いです。
トイレに行きたくてしょうがなかったので、観光案内所のトイレを使います。
昼食は、食料品店のサンドイッチとブレーツェルで済ませます。
湖のほとりのベンチで食べていましたが、異様に寒いです。
あげくに雨まで降ってきました。
とっとと食事を切り上げ、 観光案内所のレストランでコーヒーをいただきます。
2ユーロです。
「Titisee」のWiFiを使うにはメール受信が必要
ちなみに、 観光案内所のWiFiを利用するには、メールアドレスを登録して、受け取ったメールから有効化を行う必要があります。
しかし、携帯でメールが見られない私は、有効化が行えずWiFiも使えない、という事態に陥りました。
残念です。
「アクション・フォレスト」にて、頭上からの声に驚く
せっかく「黒い森」に来たので、森っぽい所も歩いてみたいです。
駅の反対側に小高い山があり、そこに入ってみました。
登っていくと、何やら頭上から子供たちの声が聞こえます。
20~30メーターはありそうな高さに、足場やロープが渡してあり、そこで遊び回る子供たちがいます。
過保護な親が見たら発狂しそうな衝撃的光景です。
実際、子供たちはヘルメットと命綱を完全装備して、インストラクターが安全を見守っているので、危険は少ないかと思われます。
これも森の活用法でしょう。
田園風景を目指す
あの辺りまで、ちょっと歩いてみます。
途中で車のお兄さんから、ドイツ語で道を訊かれました。
「すいません、私はドイツ語分かりません」
と英語で言うのが精一杯でした。
簡単なフレーズでさえ、なかなかすぐドイツ語に脳が切り替わりません。
森も田園も両方見たので、ひとまず今日の任務完了です。
途中に、でっかいプールのような施設がありました。
小雨が再度降ってきたので、雨宿りがてら中に入ります。
自販機でコーヒーを飲もうと思いましたが、小銭しか使えないようです。
受付の人に駅までの道を尋ね、ついでに紙幣を小銭に両替してもらいます。
忍び寄るストの影響
一休み後、駅に向かいます。
駅について電車に乗ろうと思いましたが、昨日のストの影響で、電車の本数が半減しているそうです。
電車が来るまで1時間以上あるので、近くの喫茶店でまたコーヒーをもらいます。
WiFiが飛んでいたので、
『WiFi使えますか?』
と訊いたところ、
「宿泊客限定です。」
と言われてしまいました。
セキュリティキーなしのネットワークなので、使おうと思えば誰でも使える状態でしたが、素直に利用は控えます。
コーヒーを飲みながら、ドイツ語のお勉強をします。
電車が来る時間が近づいたので、お勘定をしてお店を出ます。
コーヒー1杯1.80ユーロでした。
駅までの道で、風力発電に反対するようなポスターが貼ってあったのを発見します。
電力問題に関しては、誰もが満足するような回答というのは有り得ないのかもしれません。
帰りの電車に乗り、フライブルク中央駅に到着しました。
マクドナルドでネットでもして時間をつぶそうかと思いましたが、今日は既に3杯もコーヒーを飲んでいます。
カフェインの摂りすぎなので、町を散歩することにします。
「Heliotrope」(ヘリオトロープ)
フライブルクで見逃していた建物、「Heliotrope」(ヘリオトロープ)を見に行きます。
太陽の向きに合わせて太陽光パネルが回転する建物です。
「Sonneschiff」の裏手、Ziegelweg 28、普通の住宅地にひっそりとあります。
宿に帰宅後、明朝の出発の準備をして、本日も終了です。